DAZN日和

DAZNで観戦したスポーツ中継の雑感や、サッカーに関するあれこれ。ほぼサッカープレミアリーグ。

日本代表 サウジアラビア戦 感想

・間延びした中盤、前半の攻撃は狙い通りか

 

日本はコンパクトな陣形をとることが出来ず間延びしていたが、サウジアラビアも全体的に間延びしていた。

日本のスピードを警戒してのことかラインをある程度低く設定してきた。

奪ってから裏のスペースを狙って浅野を走らせたり、中央で大迫にスルーパスを出して決定機を作ることも出来た。

ただ、前線の選手にボールがおさまり、全体を押し上げ攻めるという形はとれてはいなかった。

これが監督の狙い通りであれば、シュート本数も4本中枠内が3つと前半は悪くなかったと言える。

 


・柴崎のミスは個人のミスで終わらせていいのか

 

前半はボールの供給源となった柴崎選手、無回転のミドルシュートサウジアラビアゴールを脅かす場面もあった。

しかし、後半は身体を寄せられた時やスペースを限定された時にボールを失う場面が多く、結果的に先制点のミスに繋がってしまった。

ただチーム全体としてバックラインで持った時に、パスコースを探すシーンが散見され、更にはサイドハーフサイドバックにパスした時に、前を向かず簡単にパスを戻してしまうシーンが見られた。

先制点が生まれるまでの20分の間に日本はサウジアラビアの狙いを見て、選手交代を含めてチームで修正する余地はあったのではないだろうか。

結果的に柴崎選手のミスにはなったが、それが疲労からくるものであれば選手交代で、戦術的なものであれば監督の指示で防げたはずである。

 

 

 

 

・勇気を持たなければならない

 

最終予選ということもあり、スタメンがこの3戦あまり変わらず少し保守的な選手起用の印象を受ける。

確かに実績のある選手の方が計算出来るとは思う、だが今必要なのは若い選手達の持つエネルギーではないだろうか。

親善試合とは違うプレッシャーのかかる代表戦である、だがワールドカップに出場したことのない若手選手にとっては自分達の力で出場を決めることは大きな目標と意義を持つ。

特に今年のオリンピックに出場した選手達はメダルを獲得出来なかった悔しさもあり、代表にかける思いは強いはずだ。

競争を促す意味でも、今回交代で入った選手や招集したがまだ出場してない選手を使ってもいいのではないか。

特に攻撃の選手は相手を怖がらずにどんどん仕掛けていくような選手を起用しなければ、予選1得点の日本をリスペクトはしても怖がるようなチームは出てこないだろう。

相手を気持ちの面で引かせる意味でも、怖がらない選手の起用を監督が勇気を持ってしないといけないところまできている。

 

第7節 リバプール戦 感想

・カンセロの功罪

 

シティは押し込んだ前半に先制点を取れず、後半は逆にリバプールに先制され常に劣勢に立たされる展開となった。

1失点目はサラーに対するカンセロのまずい守備から生まれてしまったが、カンセロがシティの攻撃面での貢献度を考えると彼を外すしたりすることは難しい。

実際この試合でもカンセロはボールタッチ数99、パス成功率は78.5%、キーパス2、ロングパスは7回中6回成功という数字を出していて、ボールタッチ数、キーパス共にシティの選手の中では最多だった。

アウトサイドのレーンを使って組み立てる今のシティにとっては、ボールコントロール能力の高いカンセロは外せないだろう。

おまけにジンチェンコ、メンディー共に離脱中とあって左サイドはカンセロに頼るしかない状態だ。

 

 

・シティを恐れたリバプール

 

前半はシティに押し込まれ、シュート数も1本に抑えられたリバプール

特にボールを持ったとしても、シティの選手達のネガティブトランジションとプレスバックが早く、ハーフラインを越える前に奪い返される場面が散見された。

前線からのプレスに関しても、試合開始してすぐは積極的にいっていたが、シティが交わしながら前線に繋ぐシーンを何回かつくると途端にトーンダウンしてしまった。

後半はハーフタイム中の指示もあってか、積極的に前に出るシーンが増え、スタッツでもシュート数は5:5と互角、ビッグチャンスの数は前半の0に比べて3と巻き返すことに成功している。

圧倒的なホームでのアドバンテージがあるリバプールだが、昨シーズンは1-4とホームでやられた為にそのイメージが残っていたのかもしれない。

 

 

・鍵を握るもう一つのマンチェスター

 

プレミアリーグは7節まで終わった時点で、

1.チェルシー

2.リバプール

3.マンチェスターシティ

4.マンチェスターユナイテッド

5.エバートン

と、上位はこの様な構図になっている。

チェルシーリバプール、シティは3チームともに他の2チームとの対戦を終えており、上位陣の中でマンチェスターユナイテッドだけがまだ他の上位陣と対戦していない。

ここまで上位陣はチェルシー対シティ戦は勝ち負けがついたが、それ以外は引き分けており、マンチェスターユナイテッドがここにどう絡んでくるかが今後の展開に大きく影響しそうだ。

 

第6節チェルシー戦 感想

直近の試合でも負けており、CLでも負けていて、対チェルシー戦は3連敗中だったシティ。

勝つ為の策はシンプルだったが、そこには選手達のこの一戦にかける思いが見てとれた。

 

チェルシーを封じたシティのプレス

シティはフォーデンをフォワードの中央に配置し、中盤にはロドリ、ベルナルドシウバ、デブライネを起用、シティは全体が良かったが特にこのフォーデンとベルナルドシウバがチェルシーを休ませなかった。

 

ボールを失うとすぐボールホルダーへプレス、ボールが前に運ばれると後ろからプレスバック。

これによりルカクとヴェルナーにボールが入っても余裕をつくらせなかった。

また、ウイングバックにはサイドバックのウォーカーとカンセロが高い位置をとってまで行く徹底ぶり。

攻撃でもチェルシーを相手陣内に押し込むことで、守備から攻撃に出る時の前線までの距離を遠くすることに成功している。

 

陣形で言うとチェルシーが3-5-2→守備時5-3-2に対し、シティは4-3-3→2-1(ロドリ)-4(ウォーカー、ベルナルド、デブライネ、カンセロ)-3という形だろうか。

 

正直この守備はかなり怖い。

スピードのあるヴェルナー、対人に強いルカクをほぼ同数で見ながら、ジョルジーニョコバチッチ、カンテとビルドアップに関しては非凡な3人を消さないといけないからだ。

チームとしての連動性、運動量、そして何より恐れない気持ちが必要だっただろう。

 

 

・ベルナルドシウバの活躍

この試合と言わず、ほとんどの試合で活躍し外せない選手となっているベルナルドシウバ。

技術もさることながら、攻守両面での運動量と献身性に加えビルドアップ時に細かくポジションを修正するなど非常に戦術理解・サッカーIQと言われるものが高い。

今夏移籍しなかったのが幸いとしか言いようがない。

 

 

・真価を発揮し始めたグリーリッシュ

点は取れなかったが、カンセロとのコンビネーションや仕掛けからシュートまで行く回数が増えた印象。

リーグ戦ではまだ1ゴール1アシストにとどまっているが、スターリングが不調なだけにこれから数字が出ることを期待したい。

 

 

・懸念材料、DF陣の駒不足

ストーンズが戻ってきたがメンディーが離脱し、ジンチェンコも怪我している為サイド・センター共に人員不足は否めない状況になってしまっている。

アケを左サイドとセンターで併用しながら回していく感じになるだろうか。

 

 

次の対戦相手はCLでパリ・サンジェルマン

気の抜けない相手との戦いが続く。

第4節レスター戦 感想

結果から言うと今回は1-0で勝利ということで、コミュニティシールドのリベンジは出来た形ですが、試合のスタッツよりは苦戦した印象でした。

 

 

マンチェスターシティがレスターに苦戦する理由としては

・プレスを回避できるビルドアップの技術力

・裏のスペースへのスプリント力で勝てるFWの存在

・ハードワーク出来る中盤の存在、特にサイドハーフ

選手の配置がいいのと、ティーレマンスとエンディディのコンビが素晴らしかったですね…(ボール奪取、ワンタッチでの散らし、縦への配球など)

 

ソユンジュは代表戦での退場などでパフォーマンスについて何やら言われてるみたいですが、相方がブレイン役を担ってくれれば安定はする印象。

 

 

シティの今年のリーグ戦の相手を振り返ってみると
ノリッジ

DFラインの技術不足、FWも質で勝ててはいなかった

 

アーセナル

DFラインの技術不足、チーム全体のハードワークの不足

 

トッテナム

縦に早いFWの存在、カウンターに複数人出れるチームである

 

…やっぱりカウンターを完結出来るチームや、前からのプレスを交わせるチームには苦戦しそうですね

個人的にはクリスタルパレスやウルブズとどう戦うのかが非常に楽しみ、そしてベルナルドシウバをどこで休ませるか

ここまでリーグ戦はスターティングメンバー変えずに来てますから、そこも気になります

 

グアルディオラ監督はウイングにカットイン出来たり、コンビネーションで崩せるタイプを起用するイメージですが、フィジカルとスピードで単独突破するタイプもいると助かるんじゃないかなと思います、多分そこの補強はしないでしょうが…

グリーリッシュはウイングで使ってますしね

 

CLは打ち合いで勝ったみたいですが、久々に3失点

次節サウサンプトン戦、ストーンズに早く復帰して欲しいところ。

 

日本代表 中国戦感想

1-0で中国を下し最終予選初勝利を果たした日本代表。

その中国戦を振り返ってみた。

 

・ここは誰のプレイエリアなのか

「選手毎に得意なレーン、得意なプレイの違い」

決勝点は伊東選手の突破から決まったわけだが、インタビューでも大外を使いたかったと言った伊東選手。

日本は中国を自陣に押し込むことが出来ており、押し込むこと自体は非常に有効でボールへの距離が近くなりセカンドボールへのアプローチが容易になる。相手が運ぶ距離も増える…のだが味方の選手でスペースを潰してしまうことがよくある。

室屋選手が偽サイドバック的な位置どりと役割を出来る選手であれば押し込んで高い位置をとってもいいのだろうが、伊東選手が中でプレーするのが不得手ということもあり、やや攻撃が停滞した要因となってしまった。

味方の特徴を把握して、良さを引き出すことも考えながら誰にどこのレーンを使わせるかの整理をするべきなのだろう。

 


・選手交代を堅実と見るか、消極的と見るか

「試合毎に柔軟な采配を」

オマーン戦に負けたことで、今回の中国戦は引き分けも許されない状態からの一戦だった。

森保監督は交代枠を余らせるのと同時に、積極的な選手交代を避けた。

前線のならまだしもボランチ、センターラインを代えるのはリスクと判断したのだろう。(長友選手に代えて佐々木選手は意図が読めなかったが…)

一勝したことで少しは選手交代のチョイスは変わるかもしれないが、次の対戦相手はサウジアラビアとオーストラリア。

得点が必要になった時にどういう交代をするか見所だと言える。

 


・畳みかけられなかった後半

「いつリスクをとるのか、消極的な攻撃は相手に勢いを与えてしまう」

後半、前に出てくるようになった中国に対して攻めながらも点が取れなかった日本代表。

仕掛ける場面でも横や後ろにボールを運ぶシーンが散見されたが、伊東選手のカットから久保選手のシュートで終わった時のように、少人数で速攻を完結させるシーンがもう少しあってもよかったと思う。

前がかりにならずバランスをとることも大切だが、前に出てきた中国の背後を狙う、ゴールに仕掛けることはDFラインの選手達にプレッシャーと恐怖感を与え出足を鈍らせる意味をもつ。

相手の攻撃を躊躇させる為にも、もっと相手にとって危ない場面を作るプレーをするべきだった。

 


・控えの選手達も含めて代表である

「モチベーションの維持も監督の仕事」

メンバーの固定化は連携面の構築でいいのかもしれないが、控えメンバーのモチベーションが低下する心配がある。

ピッチの外と中では何もかも違うわけで、プレッシャーのかかる中で普段のプレーが出来るのか、相手のプレースピードに慣れなければいけない。

怪我などで選手がいない時にいきなり本番で使うのはリスクがあるが、親善試合ではなく最終予選のどこかで使わなくてはチームの総合力は向上しない。

そういう意味では、高さのある中山選手をグループリーグ内ではやや力の劣るこの中国相手に起用してもよかったのではないだろうか。

 

リスクを冒さずに勝利することは大切だが、そのリスクを冒さなかったことが後に響かないことを願うばかりだ。

オマーン戦を振り返って思うこと

日本代表は最終予選の初戦でオマーンに敗れ、オマーンに日本戦初勝利を与えることになった。

中国戦を前に課題だらけのオマーン戦を振り返ってみた。

 

・プレー面での問題

「なぜ大迫にこだわり続けたか」

ワントップでプレーする大迫選手をセンターバックボランチで挟む形で対応してきたオマーン

中央を固めることでスペースをなくし、真ん中での崩しを封殺。

日本はサイドでの単騎突破を余儀なくされた。

大迫選手がサイドに流れ、空いたスペースを伊藤・原口選手が使うなどの形も考えられたのでは?と思ってしまう。

 


・選手のコンディション

「酒井選手の離脱、疲労度の把握」

オマーン戦後に酒井選手の離脱が発表された。

五輪後すぐに浦和レッズに合流、フル出場を続けていた為疲労が蓄積していたのだと思われるが、代表チームのコーチ陣やメディカルは疲労度をどれだけ把握していたのか疑問が残る。

代表チームがどのような形で疲労度の計測をしているかはわからないが、血液検査などしなくても疲労度を計測する装置やシステムは日立などが開発しているので、日数の必要な検査などなしに選手のコンディションの把握はある程度可能なはずだが…。

また、酒井選手は国内からの合流なのでチームに問い合わせて状態を聞くことも出来たと思われる。代表チームの選手のコンディション面の評価の仕方が問われることになってしまった。

 


・選手選考と起用

「無所属の長友選手の起用、ボランチ不足」

無所属の長友選手の左サイドでの起用は正直疑問に思わざるを得ない。

五輪でいいパフォーマンスを見せた中山選手がいるのにも関わらずだ(中山選手は直前のリーグ戦に出場していることを考慮したのかもしれないが。)

更には国内から佐々木選手を選出している。

3バックの採用を考慮したのかもしれないが、結果的に板倉選手の離脱からボランチの駒不足を招くこととなった。

 

・森保監督に求められるもの

「適切な選手起用と勇気」

日本対オマーン戦の後で、イングランドアンドラを見て思ったことがある。

イングランドアンドラ戦の後にデンマークとの戦いを控えていることもあり、アンドラ戦のメンバーは代表で控えのメンバーが中心だった。

途中までは1-0だったが、3選手を同時投入し結果的に4-0で勝利を収めた。

コンディション面のこともあったのだろうが、勇気を持った選手起用と、交代策に感心してしまった。

 

森保監督はオマーン戦の途中から久保選手や堂安選手を投入したが、途中交代で試合の流れを掴み試合に入っていくのは気持ちのつくり方、プレースピードを合わせる、先発出場している選手達との意思疎通と意識の共有など、難しい要素が多い。

ましてやそれが最終予選の経験のない選手となれば尚更難しいだろう。

せっかく五輪チームとA代表を兼任していたのだから、五輪であれだけのパフォーマンスを見せた久保選手や堂安選手をスタメンで起用し、試合展開に応じて縦に早い伊藤選手や、キープ力の高い鎌田選手を投入しても良かったのではないだろうか。

 

結果論で語ったところもあるが、試合中の戦術の修正など望める状態でないのであれば、せめて選手の状態の把握、適切な起用、そこらへんのオーガナイズは監督として最低限やらなければいけないところではないだろうか。

第3節アーセナル戦 感想

覇気のないアーセナルチェルシーとの違いは選手だけか

 

・入りはよかったアーセナル

最初にチャンスを作っていただけに、ティアニーとスミスロウの寄せの甘さが仇になった。

ジャカと3人でジェズス、ベルナルドシウバに対応出来たはずだが…

 


・後ろが重いアーセナル

後ろの人数を増やしたことでスペースを消すことは出来たが、その意識が強過ぎたのかボールホルダーへのアプローチが弱かった。

あれだけフリーの時間があればシティの選手達はディフェンスが処理しにくいボールを入れたり、ピンポイントで味方に合わせるボールを入れたりすることは容易だ。

 


・引いて守る+ビルドアップの構築

前からのプレスでエデルソンのパスにスミスロウが触りあわやの場面も作り出した。

前半はエデルソンのキックミスを誘発する守備も何度か見られ、敵陣での守備はさほど悪くなかったが、マイボールのところで動き出しと動き直しが少なく前線にアバウトなボールを蹴り入れることが多くすぐにボールを失ってしまっていた。

押し込まれる時間が増えるほど守備陣の消耗は大きくなる、ジャカのプレーは軽率ではあったがビルドアップの構築が出来ていれば少しは閉塞感も打破出来ていただろう。

 


チェルシーとの違い

前半アーセナルは前に出た後、選手がどのスペースに戻るのか、どこを消すのか、誰がどのタイミングでボールにアタックするのか、それらが整理されてないように思えた。

これは今節のリバプール戦で退場者を出した後にチェルシーが後半に同じようなフォーメーションで戦っていたが、各選手のスライドの速さやスペースを埋める動き、ボールホルダーへアタックする距離などアーセナルと比べてチェルシーは良くオーガナイズされていた。

更にチェルシーは、奪った後キーパーまで返した時か、サイドで前を向けなかった時はルカク目掛けて蹴っていたが、それ以外はパスを繋ぎながら自分達の時間を作り出していた。

 

・戦術も大事だが

試合中も試合後もアーセナルの選手達のモチベーションのなさが気になった。

ピッチ内で鼓舞するような選手もおらず、ただただシティにやられていくだけだった。

チェルシーアスピリクエタの振る舞いを観ていると、アーセナルにも仲間も奮い立たせることの出来る選手がいればこの試合の結果も少しは変わっていたのかもしれない。

 

シティ目線で観ていたがあまりにもアーセナルが心配になってしまう内容で、連敗中とはいえあそこまでボロボロだとこのままずるずる連敗していくのではと思ってしまう。

インターナショナルマッチウィークの間に少しでも雰囲気を変えることが出来るか、監督の腕の見せどころではある。